こんにちは。松山市古川西にある美容室「LORO. Hair make&spa(ロロ)」です。
今日は、ヘアカラーの施術中に私たちが密かに行っている、けれどとっても大切な**「乳化(にゅうか)」**という工程についてお話しします。
カラーを流す際、シャンプー台でいきなりシャワーで流さずに、お湯と薬剤をなじませて、少しの間チャプチャプと揉み込まれた経験はありませんか?

「早く流せばいいのに、何をしているんだろう?」と思われたことがあるかもしれません。
実はこの工程、**「乳化(にゅうか)」**と言って、仕上がりの美しさと、数週間後の髪・頭皮の状態を左右するとても重要なプロの技術なんです。
今日は、なぜ私たちがこの時間を大切にしているのか、その理由をご紹介します。
1. カラーの色ムラをなくし、馴染ませるため
カラー剤とお湯を混ぜ合わせてクリーム状にし、髪全体に優しく揉み込むことで、薬剤が塗布しきれていなかった細かい部分(生え際や髪の重なりなど)まで、成分を行き渡らせることができます。
これにより、根元から毛先まで均一で、艶のある美しい染まり上がりになります。
2. 頭皮の汚れをしっかり落とすため(頭皮ケア)
実はここが一番重要かもしれません。
カラー剤は油分を含んでいるため、いきなりシャワーの水圧だけで流そうとしても、頭皮の細かい溝に入り込んだ薬剤はなかなか落ちません。
これはメイク落としと同じ原理です。
クレンジングオイルを水を混ぜて白く乳化させてから落とすように、カラー剤もお湯と馴染ませて乳化させることで、頭皮についた薬剤を「浮かせて」きれいに取り除くことができます。
しっかりと乳化を行うことは、薬剤の残留を防ぎ、かゆみや頭皮トラブルの予防につながります。
3. 色持ちを良くするため
乳化によって薬剤をしっかり馴染ませることで、髪の内部への色素の定着が安定します。
丁寧に乳化を行うことで、直後の発色がきれいになるだけでなく、その後の退色を緩やかにし、色持ちを良くする効果があります。
最後に
ただ「色を塗って流す」だけでなく、その間のひとつひとつの工程に、髪と頭皮をいたわる意味があります。
「きれいな色を長く楽しんでいただきたい」
「5年後、10年後も健康な頭皮でいてほしい」
そんな想いを込めて、私たちは今日も丁寧に「乳化」を行っています。
シャンプー台でのあの「チャプチャプ」という音を聞きながら、「あ、今髪にいいことしてるんだな」と思っていただけたら嬉しいです!
